ナショナル補聴器センターからのお手紙

2011年11月7日月曜日

難聴が胃がんや肺がんよりも深刻な理由とは?

難聴による社会的損失は、日本では6番目に位置するそうです。これは自殺に次ぐ高い値で、胃がんや肺がんよりも上位にあります。

補聴器で十分に補える部分で人生に大きな損失を与えてるとすれば、本当にもったない話です。
Daly2002
(資料)社会実情データ図録(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/)

これはDalyという指標です。
Dalyは病気や怪我、自殺や事故などがどれだけ社会に問題を与えているかを測っているそうです。例えば自殺や癌は寿命に与える影響が大きく、難聴やうつ病は健康的な生活に及ぼす影響が強くあります。 そうした様々な要素を統一的に換算して損失を出しているようです。
詳しくはWHOの定義をご覧ください。



さて、難聴についてです。確かに命に関わる問題ではありません。しかし、難聴によって失われるものがいかに多いのかがグラフから読み取れます。

しかし治療が困難な疾患と異なり、難聴には補聴器という強力なサポートがあるのが救いですよね。特に軽度~中度難聴の間に補聴器を装用し始めた方への効果は絶大ですから。「いよいよ難聴で聞こえにくい」という段階まで我慢すると、補聴器の適応も大変難しくなります。ぜひそうなる前に聞こえの確認と適切な対応をすることをお勧めします。

補聴器のデジタル技術は猛烈な勢いで進化しており、数年前にはお応えできなかったご要望の多くには対処できるようになっています。見た目にも一段と目立たない補聴器もできています。補聴器はメガネと違って、まだまだ馴染みのある道具でないのが残念です。ですが、少しの苦労で大きな成果が得られる素晴らしいパートナーです。

聞こえに疑問を持たれた方は、我慢をしないで専門の場所で聞こえの確認をすることをお勧めします。