ナショナル補聴器センターからのお手紙

2014年2月19日水曜日

3つの特別なオリンピックをご存じですか?

ソチ五輪が盛り上がって毎日が楽しみですね。
さて、夏季 / 冬季オリンピックの他にIOCが認めた3つのオリンピックがあるのはご存じでしょうか。

オリンピックに続いて開催される障がい者スポーツ「パラリンピック」。
知的発達障がいの方の「スペシャルオリンピックス」はオリンピックの前年に開催されています。
そして、最も知名度が低いのがオリンピックの翌年に開催される聴覚障害者のための「デフリンピック」です。
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 【極端に低い知名度】
日本での知名度はパラリンピックが95%なのに対し、わずか2.8%だそうです。28%ではありませんよ。2.8%です。
聾学校に通う生徒さんでさえ知らない人が多い状態だそうです。

2020年東京オリンピック翌年の開催場所はまだ決まっていないようなので、是非東京都には立候補して頂きたいです。
4つのオリンピック全てを開催した都市はないので、こういう所で世界をリードして欲しいですね。

 【国で異なる聴覚障がいの基準】
デフリンピックの参加資格は聴力が55dB以上。
日本なら軽〜中度難聴と言われるレベルです。
一般的に欧米では30〜50dB程度で聴覚障がいがあると認められますので、日本が70dB以上でないと認めないのとは大きな差を感じます。
もし日本が40dBを聴覚障がいと認めると、約600万人がそれに該当すると言われています。現状では約30万人だそうですので、約570万人が補聴器の装用があたりまえとされない宙ぶらりん状態にあります。
日本で軽〜中度難聴だと耳鼻科医でさえ補聴器の装用を勧めないことがあります。障がいと認めないまでも軽い難聴が生活の質を落とす要因になっていることが広く認識されるといいですね。

 【障がい者は特殊能力を持っている】
日本では障がい者=助けの必要な人と位置づけられています。ですが、実際は得手不得手が異なるだけと言った方が間違いないでしょう。
例えば聴覚障がい者の場合、口の動きで会話を読む口話能力が高かったり、道を歩いていても視野がとても広いようです。盲目の方の空間把握能力も突出しており、とても普通の人が真似できる領域ではありません。

障がい者だから助けるのではなく、誰でも困っている人がいたら助けられる社会になれば、もっとみんなが生きやすい世の中になりますよね。

こういった話を教えてくれたデフリンピック日本代表の高田選手に感謝します。

【関連LINK】
高田裕士:オフィシャルブログ
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デフリンピック啓発サイト

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