ナショナル補聴器センターからのお手紙

2015年8月20日木曜日

年配の方に伝わる話し方

ほんの少しの気遣いで会話はもっと楽しくなります。
 
様々な理由で会話の聞き取りに不便を感じている方が大勢いらっしゃいます。
多くの人が集まる場所で聞き取りが難しくなるのはもちろんですが、「自宅」でも聞き逃しに困っていらっしゃる方も意外に多いのです。むしろ自宅での家族間の会話は気心が知れている分だけ、会話自体が疎かにされているのかもしれません。
 
少しの気遣いで会話はもっとスムーズになります。
快適なコミュニケーションのために簡単なルールを覚えましょう。
 

大切なポイントは2つだけ

 1.相手に顔を見せて話す。
 2.ゆっくり話す。
 
1.お互いの表情や口元を見せると理解度は格段に上がります。
 もし聞き取りにくかったときでも、顔が見えていればお互いに確認もできます。
2.NHKのアナウンサーが聞き取りやすいのは、民法よりゆっくり話しているからです。
 発音も素晴らしいのですが、話す速度を少し落とすだけでとても分かりやすくなります。
 
気をつけて頂きたいのはこの2点だけです。
顔を見せて、ゆっくり。
簡単ですね。


 
さらに余裕があれば、もう少し気配りもできます。

1.大声で話さない
 難聴の方相手に耳元で大声を出すのは逆効果になる事がほとんどです。
 特に補聴器を装用されている方には普通の声の大きさで、ゆっくりお願いします。

2.一文を短くする。
 ○○なので、○○だから、○○で、・・・・と、色々な要素を詰め込むと聞く方は大変です。
 なるべく主語を明確にして、一つの文章には一つの内容にすると分かり易くなります。
 何について話すかを最初に言ってもらうと、聞く側は更に助かります。

3.通じなければ言い替える。
 相手が聞き違いをしたとき、聞こえるまで言い直すのはお互い嫌な気分ですよね。
 なるべく別の言い回しを工夫してみましょう。
 例えば「美容院へ行った?」と「病院へ行った?」の聞き分けは難しいですよね。
 「髪を切りに行った?」や「薬はもらって来た?」に変えれば混同はしません。
 「朝7時に」と「明日1時に」も似てます。
 「ラジオ体操の後で」とか「お昼を食べてから」ならどうでしょうか。

 
聞き取りの難しさは目で見えませんし、共感しにくいハードルです。少し気を遣ってもらえれば問題ないことにストレスを感じたり、話すこと自体から疎遠になる方もいらっしゃいます。 
気持ちの良いコミュニケーションのためにも少しの配慮が増えるといいですね。
 
  岐阜店 K